昔からの*nixな入力としては、canna、SKK、Wnnとかありますが、まあ最近ではほとんどAnthyでおkでしょう。
IMフレームワークはこれもいろいろ。Kinput2なんてものから、uim、SCIMなどとあります。
私が通常使っているGentooマシンはuim-anthyなんで、面倒なのでそのままでいいかと思いましたが、Sabayonのパッケージにはuimはありません。
どうもdefaultがSCIMなようですが、Fedoraとかなんかは、最近ではiBusっていうのになっていると。
そんなわけで、SulfurのAvailableで検索して見ると、iBus発見、Anthyもありましたので早速インストール。
ここでSulfurの「Progress」を注意してみていると、
インストール後に設定方法などが出てきます。
#Gentooつかっていると、結構常識かも知れないですがelogですね。Sabayonもベースのパッケージは同一なようで、同じメッセージが表示されるようです。
iBusからこんなメッセージが、
* To use ibus, you should:が出てきます。
* 1. Get input engines from sunrise overlay.
* Run "emerge -s ibus-" in your favorite terminal
* for a list of packages we already have.
*
* 2. Setup ibus:
*
* $ ibus-setup
*
* 3. Set the following in your user startup scripts
* such as .xinitrc, .xsession or .xprofile:
*
* export XMODIFIERS="@im=ibus"
* export GTK_IM_MODULE="ibus"
* export QT_IM_MODULE="xim"
* ibus-daemon -d -x
ちなみに見落としてしまったりした場合は、
/var/lib/entropy/logs/
以下に個別のパッケージ名で残っています。
まあ要するに、
- ブリッジを別にインストールせんと使えんよ。
- その後設定忘れるな。
- そうそう、.xprofileとかにiBus使うって記載しといてね。
そうかブリッジいるんだなと言うことで、もう一回Sulfurで検索すると、
まったくない
っていうか、さっきibusで検索したときもなかったよと。
さて、どうするか?
とここでさっきのメッセージをよくみると、
Run "emerge -s ibus-" in your favorite terminal for a list of packages we already have.
と記載されています。
この前、portageとEntropyのまぜこぜでハマったばかりなのに、やらざるを得ないか。
そんなわけで、「アプリケーション」-「アクセサリ」-「端末」を起動して、suしてrootになりましょう。
そんでおもむろに
emerge --syncしてください。
portageのupdateを最初にヤレって言われますが、無視です。
その後に、
emerge -s ibus-とやると、ずらずらっとインストール可能なブリッジが表示されます。
一番上に app-i18n/ibus-anthy がありましたよ。
てなわけで、
emerge ibus-anthyでブリッジをインストールしてください。
これでiBusでanthyが使えるようになります。
んで、portageとEntoroyを混ぜるなキケンですが、致し方なしです。
以下のコマンドを忘れずに
equo database gentoosyncEntropyのデータベースにibus-anthyが追加されるようですが、そもそもパッケージがないので、関係ないですが。
ibusの設定はGUIでできますので後回しにして、忘れずにhomeディレクトリィの中の.xprofileに
export XMODIFIERS="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE="ibus"
export QT_IM_MODULE="xim"
ibus-daemon -d -x
を追記しましょう。
他のユーザーを追加したときなんかもすぐに使えるように、/etc/skel/.xprofileにも追加しておくと楽でしょう。
#ちなみにibusをGnomeの「システム」-「設定」-「自動起動するアプリ」でチェックするなら、4行めは不要です。
ここまでできたら一回ログアウトして、再度ログインしましょう。
iBusが起動していれば、GnomeのパネルにiBusのアイコンが追加されてると思います。
次はiBusの設定をしましょう。
「システム」-「設定」で「iBusの設定」が出てきます。
iBusの設定はここで行いますが、まずは日本語入力のOn/Offの設定でしょうか。
Enable/Disableの右にある「...」となっているボタンを押すと
こんな感じで設定できます。初期設定が[Ctrl]+[Space]になっていますが、uim-anthyだった私は[Shift]+[Space]になれているので、変更します。
Modifierの中の「Shift」をチェックし、KeyCodeの右側にある「...」のボタンをクリック。
割り当てたいキーを一回押して離せば、設定されます。
その後、追加で設定できました。
次にAnthyを使うように設定しましょう。
Imput Methodのタブをクリックして、
「Select an input method」をクリックすれば、下に「日本語」と出てきます。
右に進むとインストールした「Anthy」がありますので、これをクリックすると、下の「Input Method」に追加されました。
これでiBus-Anthyで日本語入力できると思います。
どっかで自分の設定したOn/Offのキーを押しましょう。
日本語入力可能になりましたか?
画面の右隅にAnthyのツールバーが表示され、iBusのアイコンがAnthyの冠マークに変わりました。
ちなみにAnthyの設定(ローマ字入力とか、ショートカットとか)はAnthyのツールバーからやってください。
uim-anthyと違って、F10で直接入力となるのが楽でいいですね。
と、ここまでにします。