2009年10月19日月曜日

南無南無NumLock

さて、すでに判明している問題です。
インストール途中からも問題であったのですが、ThinkpadはNumLockがうまくききませんでした。
今までにいろいろとインストールしましたが、そういえばこのマシンでNumLockを押した記憶がないです。

なぜ今回は問題になったかというと、起動直後にNumLockがOnなのです。
ですので、「K」とか「I」とかが、USBメモリーの起動でも、インストール後でも入力できないというハマりでした。

いろいろやってみたのですが、GnomeのKeymapを調べてみると、確かにキーが押されていることは認識しています。(Shift+ScrでNumLockが押されている)のですが、NumLockのLEDがoffにならず、NumLockはOffになっているのですが(つまり、数字は入力されないが、マウスが動くように矢印として入力されている)、相変わらず文字が思い通り打てません。

起動時にNumlockOnするようになっているかと思ったのですが、そういうわけではないようです。
XDMからログインするとNumlockがonになってしまいます。
んで、戻せない。

XDMからログインせずCtrl+Alt+F1などで、コンソールからログインすることでとりあえずはキー入力が正常に可能な状態でLoginできましたが、どうやって直したらいいか不明です。

と、いろいろとGoogle先生に聞いていると、ここに書いてありました。なんとNumLockを2回押すように設定しなければならないようです?
これって常識?
とりあえず、ほかのユーザを今後追加する予定もあるので、マシン全体の設定となるように、/etc/X11/Xmodmapに変更を記載することとして、
keycode 77 = Num_Lock Num_Lock
と記載。その後
xmodmap /etc/X11/Xmodmap
で設定を反映します。 この状態でShift+ScrでNumLockがOn、Off出来るようになりましたよ。 とりあえず、一個目の問題は解決しました。 さて、次は...

2009年10月18日日曜日

インストールしてみる

USBメモリーでbootしたあとは、早速HDDへインストールしてみます。

HOWTOを参照しながらインストールしますが、どうやら一番初めにインストーラーのUpdateをしたほうがいいようです。
そのためにはまずNetworkを設定しなければならないというわけで、
System->Network ManagerでNetwork Managerを起動します。
Thinkpad X24は古い11bのWirelessNetworkDeviceがありますが、標準でPrismDriverで認識はされますが、これはAESとか使えないし遅いのでWiredで設定します。
ウチのサーバーは家庭内LANで外へはNATでつながってますので、適当にPrivateIPを振って、DNSとか適当に設定してOkでした。
これも問題なく認識されています。
Sabayonおそるべし。(IrDAとかもOkだし)
早速、インストールします。
  1. デスクトップにある、「Install On Disk」をダブルクリックでインストーラーが起動します。
  2. Update Installerとなるので、「Download Installer」をクリックしてUpdateします。
  3. 次に言語の選択ですが、日本語を選びましょう。これである程度日本語環境になりますが、非常に中途半端ですので、後々全て設定が必要な感じ。
  4. 「Choose Your Enviroment」は「Gnome Desktop」にしました。
  5. 次に「Install」か「Rescue」かですが、当然「Install」
  6. デスクトップ環境なので、パッケージはすべて選択。
  7. サービスは環境によりますが、SambaとCUPSにしました。
  8. 次にParittionですが、面倒なのでAutomaticを選択。驚いたのが標準でLVMなんですね、Sabayonって。まあ柔軟に対応できるし、良しとしました。
  9. インストール先や既存のPartitionをどうするかの選択ですが、当然Sabayon Linux Onlyの環境ですので、Remove All Partitionで行きます。USBメモリーからの起動だと、HDDが2つあることになりますが、インストール先は内臓のHDD(sdb)なので、checkされているか確認。
  10. 再度確認を求められるので、「Yes」を選択。
  11. Partitionがどんな感じに作られるか表示されます。まあそのままでOk。
  12. BootLoaderもそのまま。
  13. Hostnameの設定です。ウチは面倒なのでそれぞれのOSの名前が付いてます。(GentooとかWinとか)なのでSabayonにしました。何でもいいです。
  14. Timezoneの設定は「GMT+9」で「東京」です。
  15. 初期のユーザーとrootのパスワードなど設定です。これも適当に。
  16. 「Forward」で始まりますよと。
  17. 次にFormatされます。SabayonはDefaultでExt4です。と、ここでトラブルが。画面に何かWarningが表示されてるのですが文字化けして読めません。「?????????」とかなります。よくわかんないので「No」にしました。ダメならまたやればいいですし。
  18. Format後にパッケージをインストールしていきます。
  19. Rebootして終わり。

BIOSから起動HDDを内臓HDDへ変更して、bootしてみると、問題なくGrubが起動、その後はSabayonのXDMからのLogin画面が表示されます。
さっき設定したユーザー名とパスワードでLoginしましょう。
めでたくインストール完了です。

途中のWarningはなんだったんでしょう?
いろいろと問題も多そうですが、(すでにわかっている問題あり)今日はここまで。

2009年10月16日金曜日

USBで起動できた!

んで、続きですが自宅の別なLinuxマシン(Gentooサーバー)で起動可能なUSBメモリーを作成します。
まずはSabayon5.0のイメージをdownloadしましょう。
Sabayonのミラーサイトからdownloadでもいいですし、このページに書いてあるリンクからTorrentで手に入れるのもいいでしょう。
私は速いのでTorrentで手に入れました。
ここで注意するのは自分のマシンにあったものを手に入れることと、すでにGnomeかKDEかどっちのデスクトップ環境にするかとういところです。
個人的にGnomeなので、x86のGnomeのものを手に入れましたが、1.8Gほどありますよ。
ちなみに先ほど記載したTorrentのリンクがあるページには、Sabayon5.0のパッケージリストやKernelConfigがあります。一通り目を通しましたが、Kernelはスゴいことになってますね。
KernelVersionは2.6.31で兎に角、moduleだらけ。しかもLogやDebugのOptionはなし。
ここまでハッキリとした方針であれば、それはそれでいいのかもしれませんが、結局あとでコンパイルするなこりゃw

さて次にSabayon5.0 BootableなUSBメモリーを作りましょう。
HOWTOでは他のLinux導入されたマシンでの作成が前提で記載されてますので、ウチのGentooサーバーで作成します。

ウチの場合USBメモリーを挿入すると/dev/sdbとして認識されますので(この辺は使っている環境によって違うと思います。tail -f /var/log/messageなどとしておいて、挿入するとわかりやすいかな。)、HOWTO内の/dev/sduを/dev/sdbとしてやってみます。当然、rootでの操作なので気を付けてやらねば。

基本的に記載されているとおりやっていけば、問題なく作成されるのですが、
  1. fdiskして、USBメモリーにパーティションを作成。linuxの83番にパーティションタイプを変更して、BOOTABLEにしておく。

    1. fdisk /dev/sdbして、USBメモリーにすでにPartitionがある場合は「d」コマンドで消しましょう。
      注意!:すべてのデータが消えます。バックアップはOK?
    2. 「n」コマンドで新しいパーティションを4G全ての容量で作成
    3. 「t」コマンドでPartitionTypeを83番のLinuxに変更
    4. 「a」コマンドでPartitionをBootableに変更
    5. 「w」コマンドでPartitionの変更を書き込みfdiskを終了

  2. mkext2fsなどで、フォーマットする。

    1. mke2fs /dev/sdb1

  3. LiveDVDのISOイメージとUSBメモリーをマウント。ファイルを全部コピーする。

    私の場合 /mntの中で操作しました。
    1. cd /mnt
    2. mkdir isofsでDVDイメージのマウント先を作成
    3. mkdir usbdevでUSBメモリーのマウント先を作成
    4. mount -o loop /<イメージの置いてあるディレクトリ>/Sabayon_Linux_5.0_x86_G.iso isofs/で、ISOイメージをマウント
    5. mount /dev/sdb1 usbdev/でUSBメモリーをマウント
    6. cd isofs/
      cp -a ./* ../usbdev/
      でイメージのファイルを全てコピー

  4. Grubを設定してBootLoaderをインストール。

    ウチのマシンもGrubを使用していますので、ここではHOWTO内に記載されている既存のGrub環境をコピーして設定する方法で行います。
    注意!:というか、DVDイメージ内のsquashfsをマウントするためには、squashfsがkernelなどでサポートされているマシンが必要です。2.6.28-HardenedなのでそんなもんはKernelに取り込まれてません。(2.6.29からKernelに取り込まれています。)

    1. cd ../usbdev/
      cp -a /boot/grub boot/して、grubをコピー
    2. nano ./boot/grub/grub.confでgrub.confを作成、編集します。面倒なのでHOWTO内のものを単純に使用
      # grub.conf
      #
      # Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
      # NOTICE: You do not have a /boot partition. This means that
      # all kernel and initrd paths are relative to /, eg.
      # root (hd0,1)
      #
      # Video Mode Table
      # | 640x480 800x600 1024x768 1280x1024
      # ----+-------------------------------------
      # 256 | 0x301 0x303 0x305 0x307
      # 32k | 0x310 0x313 0x316 0x319
      # 64k | 0x311 0x314 0x317 0x31A
      # 16M | 0x312 0x315 0x318 0x31B
      #
      default=0
      timeout=6

      # Comment out splash during development phase of USB boot method
      #
      # splash=silent,theme:sabayon
      # - or -
      # splashimage=(hd0,0)/boot/grub/splash.xpm.gz

      title Sabayon Linux x86 DVD/USB (cdroot sdb1)
      root (hd0,0)
      kernel /boot/sabayon root=/dev/ram0 aufs init=/linuxrc cdroot=/dev/sdb1 \
      looptype=squashfs max_loop=64 loop=/livecd.squashfs vga=0x318 \
      CONSOLE=/dev/tty1 verbose scandelay --
      initrd /boot/sabayon.igz
    3. grub Grubを起動
      root (hd1,0)でUSBメモリーを選択(環境によってはhd1ではないかも、そういう場合はroot (hdまで入力後Tabで補完して選択)
      setup (hd1)でGrubをUSBメモリーにインストール
      quitでGrubから抜ける。

  5. できたメモリーで起動。
    1. umount /mnt/usbdev/でアンマウントして、Thinkpadへ挿入。
    2. BIOSでUSBメモリーがHDDとして認識されていることを確認して、Boot先として設定
こんな感じで出来上がりです。

USBメモリーに直接Grubで起動イメージを選択しているので、LiveDVDのような、起動時の選択はありません。(音楽ありとか)
さすがにUSB1.1なので起動には時間がかかりますが、問題なく起動。X、GnomeもOKでした。

今日はここまで、次はインストールです。

2009年10月15日木曜日

そんなわけではじめまして

はじめまして。もずくです。
Gentooで細々と自宅サーバーを運営していますが、家族で簡単に(?)使えるデスクトップ環境はないものだろうか?と思っていたところ、Sabayonに出会いまして。
それでこんなことはじめました。

っていうか、タイミング的にWindows7でいいんじゃないかって話もありますが、
  1. インストールしたいマシンが古い
  2. 結局のところ使いたいアプリケーションはWindowsにない(KeyNoteとか)
  3. WindowsだとOS自体の問題でトラブルが多い
  4. 高すぎw
などなど、いまさらながらWindows環境はいらないかと思いやってみることにしました。

Sabayonもタイミングよく5・0が公開されましたので、まずはインストールなどからはじめたいと思います。

はじめに断らなければなりませんが、私はさっきも書きましたが、Gentoo経験ありますので、なるべくSabayonのマナーで管理したいとおもってますが(Entropyとか使って)、コマンドラインやportageつかったりすることは当然のものとしてやっていきます。

今回、うちであまっているマシンは、

ThinkPad X24

っていつのマシンだw。まだLenovoとかなかった頃だな。
簡単にスペックは
CPU:モバイル インテル PentiumIII プロセッサ 1.13GHz-M
Memory:640MBにアップグレード
HDD:60GByteにアップグレード
その他:PCカードにUSB2.0のカードを差込済み(メーカー名など忘れた)
といった構成です。
さて、Sabayonのサイトで確認すると、必要構成などは以下でした。
Requirements
Minimum requirements:
- an i686-compatible Processor (Intel Pentium Pro, Pentium II, Celeron, AMD K6-2, Athlon)
- 512Mb RAM
- 9 GB of free space
- A X.Org supported 2D GPU
- a DVD reader
まあ、なんとかなるでしょうと思いましたが、
- a DVD reader

え゛。
「Gentoo Linuxの派生ディストリビューションである」ってWikipediaにも書いてあるのに、なぜ?
っていうか、Intel Pentium Pro, Pentium II, Celeron, AMD K6-2とかの時代のマシンにDVDなんてないでしょ?
ほかの起動イメージなど探してみたけれど、見つからず。orz。
即効で他のディストリビューションへ浮気しようかと思いましたが、ありました。
おおっ。これで何とかなるか。USBは1.1だがBoot可能ですのでこれでなんとかしてみます。
ということで、
「You need at least a 4 Gig Stick for the DVD」
のため、4GのUSBメモリー買ってきます。
とりあえず、今日はここまで。