2010年9月11日土曜日

長らく更新サボってましてw GW-USMini2Nがおかしくなった?

長らく更新サボってました。すいません。
マシンは基本的に家族が使うものなので、あんまりupdateなども滞っていたりしますが、最近になり、Kernel-2.6.35となったところ、以前からのKernel-2.6.31に必要なファイルが消去されたようでした。
んで、起動時のGrubで2.6.35を指定してみると問題なく起動するのですが、どういうことか無線LANが使えなくなってしまいました。

今までに記載してないかもしれませんが、無線LANのアダプターとして、かなり古いPLANEXのUSB無線LANアダプターである、GW-USMini2Nを使っていました。
ちなみにこれの中身はRalinkのRT3070らしいです。

おかしいなと思って、端末を起動、suしてrootになってifconfigしてみると、きちんとwlan0として認識されていました。
lsusbなどとしてみても
Bus 006 Device 002: ID 2019:ab25 PLANEX
と、IDなども表示され、デバイスとして認識されています。

念のため、kernelのsourceを見てみました。
rt3070のドライバーはstagingの中にあります。
んで、sabayonのkernelのsourceはスタンダードのsourceより対応デバイスが多く、IDなどはかなりいろいろ追加されているので、このPLANEXのアダプターも記載されています。

具体的には
/usr/src/linux-2.6.35-sabayon/drivers/staging/rt2860/usb_main_dev.c

の中に
 {USB_DEVICE(0x2019, 0xAB25)},  /* Planex Communications, Inc. RT3070 */
というEntryがあります。
#rt2870,rt3070ともrt2860のドライバーに統合されています。
#ここにentryがないRalinkのそれらのチップが使われているデバイスはlsuabしたときのIDを記載すると、動くかもしれません。自己責任で。

んで、それも問題ありませんでした。
んじゃ、なんでだろうと、
tail -f /var/log/message
と端末でコマンドを使って、Logをみながら、Network Connectionsを右クリックして、ネットワークを無効、有効としてOn、Offしてみました。
すると
localhost kernel: [   55.888537] usb 6-2: firmware file rt3070.bin request failed (-2)
localhost kernel: [   55.888545] ERROR! NICLoadFirmware failed, Status[=0x00000001]
localhost kernel: [   55.888552] rt28xx Initialized fail!
と表示されました。
どうやら、rt3070.binという、Ralinkのfirmwareが存在しないことが原因のようでした。
Sulfurを起動して、検索してみましたが、このRalinkのfirmwareはありませんでした。
こまった時はGoogle先生です。
#ってこの状態になったマシンではネットにつながらないので他のマシンで検索です。
すると、Gentooのwikiにこんな記載が。
ようするにralinkのサイトから、firmwareをダウンロードしてきて、rt3070.binとしてコピーすればいいようです。
早速、Ralinkのサイトへ。
#別なマシンからです。
下の方にある、
Firmware RT28XX/RT30XX USB series (RT2870/RT2770/RT3572/RT3070)
をクリック。
いつものことながらダウンロードに際しての注意書きがあり、名前とメールアドレスを入力させられますが、適当に。
acceptすると、RT2870_Firmware_V22.zipというファイルがダウンロードできます。
それを端末からなら、
unzip RT2870_Firmware_V22.zip
としてください。
RT2870_Firmware_V22というフォルダーが作成され、中にrt2870.binというファイルがあるはず。
これをrootにsuして、
cp ./rt2870.bin /lib/firmware/rt3070.bin
などとして、firmwareのフォルダーへコピーしてください。
#ネットが使えないので、他のマシンから適当にUSBメモリーなどで持ってくる必要がありました。
その後、Network Connectionsから、ネットワークを有効にすると問題なく接続されました。

いやーよかった。
ほんとはsabayonのwikiを日本語訳したり、sulfurのgettextの日本語訳したりすこしづつしてますが、それはまた。
では

2009年12月29日火曜日

日本語 にほんご ニホンゴ (wineの日本語 その2)

まだまだ、先が長いwineの日本語です。
以前にwinetricksで「WenQuanYi Micro Hei」なるフォントをインストールしましたが、

こんな感じで□だらけだと思います。

それ以外もnotepadなど起動すると、まったく日本語入力出来ないし、コピーペーストでも表示されません。
まだまだ設定するフォントが多いのですが、面倒なのでいろいろ設定したwineのレジストリをここに張り付けます。
まず、notepadなどのフォントですが、これはWindowsでは標準のMSゴシックなどの設定がされていないためです。
その設定はこれです。
REGEDIT4

[HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Wine¥Fonts¥Replacements]
"MS Gothic"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS Mincho"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS PGothic"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS PMincho"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS UI Gothic"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS ゴシック"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS 明朝"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS Pゴシック"="WenQuanYi Micro Hei"
"MS P明朝"="WenQuanYi Micro Hei"
  
アクセサリの中にある「gedit」などにコピーしてください。regeditでインポートできますが、ここで注意!
regeditは当然Sjisです。保存をsjisにしないといけません。
保存のメニューで




#ちょっと切れてますが^^
こんな感じでSHIFT_JISを選んでください。
ってそんなもんないって?
追加と削除でエンコードを追加してください。左の方にある「利用可能なエンコーディング」から選んでください。日本語はずっと下の方にあります。んで、追加ボタンを押すと追加されます。
ファイルを、Sjisで「hogehoge.reg」などと適当にファイル名を作って保存し、あとはregeditでインポートするだけです。

ちなみにwineでregeditを起動するには
wine regedit
とterminalで入力すればいいですって、知ってますよね?

それで、「レジストリ」ー「レジストリのインポート」でさっきのファイルをインポートしてみてください。 HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Wine¥Fonts¥Replacementsの中に追加されたと思います。
これで、Notepadなどで入力した文字が表示されるようになったと思います。
 
しかしPicasaはまだまだ豆腐です。
なんでかというと、PicasaではTahomaとMS Sans Serifが使われていて、これが日本語でないため、豆腐だらけになってしまうようです。
そういうわけで、HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥FontSubstitutesで、設定してしまいます。
REGEDIT4

[HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥FontSubstitutes]
"MS Sans Serif"="WenQuanYi Micro Hei"
"Tahoma"="WenQuanYi Micro Hei"

これで、




こんな感じで、豆腐がなくなったと思います。

とりあえず、表示はこれで問題ないと思いますが、どうでしょう?ものぐさな私は結局全部、「WenQuanYi Micro Hei」なるフォントで設定してしまいましたが、明朝とゴシックなどの違いがなくなってしまいます。
気になるようなら、 インストールしたIPAフォントなど設定して使用することもできます。
次は入力を設定します。
では

#bloggerってどうやったら、画像ファイル以外のファイルをアップロードできるんでしょう?ほんとはファイルで上げたかったのに、レジストリの内容を記載してしまった。

2009年12月27日日曜日

日本語 にほんご ニホンゴ (wineでハマらない)

えっとすいません。
wineでPicasaですが、新しいwineでも大丈夫でした。
Sabayonで最新のは1.1.34ですが、それ以前でも大丈夫なようです。
というか、どうもInternetExplorer6をインストールすると、問題なくインストール、通常の起動やアップデートでハマりません。
変なプロセスを残すこともなく終了します。

ということで、/etc/entropy/packages/package.maskにこの前記載した、
>app-emulation/wine-1.1.12
を削除、またはコメントアウトしましょう。
そしたらSulfurなどから、Repositoryのアップデートとwineのアップデートをしましょう。

1.1.34になりましたか?
terminalなどから、winecfgすると、wineのレジストリなどをチェックして、多少変更してくれるみたいです。
その後、
winetricks ie6
などと、terminalから入力してもいいですし、winetricksのGUIからでもいいので、InternetExplorer6をインストールしましょう。
適当にダウンロードして、インストールが始まります。
終了したら、Picasaを起動してみたり、新しくインストールしてみても、問題ないと思います。
psやtopなどで確認し、Picasa終了しても変なプロセスが残らないと思います。
そんな感じでした。
すいません。
では

2009年12月15日火曜日

閑話休題 Canon PIXUS MP980について(ネットワークプリント)

直接SabayonやGentooと関係ない話題です。
自宅のプリンターはCanonのPIXUS MP980というちょっと古い複合機です。
#Canonのページで既に過去の遺産に追いやられているorz。
いままではWirelessでプライベートIPをふって、Windowsマシンから印刷していました。
これもSabayonから何とかならないかと、いろいろやってみました。

基本はCUPSでいいかと思いましたが、ここのCanonのLinux用Driverにはまったく登録がありません。(PPDが手に入らない)
EuroのCanonサイトでも確認しましたが、ないみたいです。

んで、いろいろしらべていると、こんなサイトが。
要するにCanonの最近のネットワーク対応しているプリンターはBJNPというCanon proprietary protocolを使用しているため、ネットワークで認識させるにはCUPSにBJNPを組み込んで、その後にドライバー(PPD)を指定しなければならないようです。
試しにCUPS-BJNPのサイト(SourceForge)からソースを持ってきて、コンパイルしてみるとbjnpというコマンドが作成されます。(インストールはしない)
#ちなみにサイトはCUPSのVersionは1.3までってなってます。Sabayonは1.42です。
./bjnpとコマンドを入力してみると。
network bjnp://192.168.xx.xx:8611 "Canon MP980 series" "Canon MP980 series 192.168.xx.xx" "MFG:Canon;CMD:BJL,BJRaster3,BSCCe,NCCe,PLI;SOJ:TXT01,BJNP2;MDL:MP980 series;CLS:PRINTER;DES:Canon MP980 series;VER:1.020;STA:10;FSI:03;HRI:JP;MSI:DAT,E3,HFSF;PDR:1;"
とこんな感じで認識されてます。
あとはPPDだけだと思いましたが、まったく手に入りません。
そんな訳で諦めました。

ウソです。なんとかしました。
結局、TurboPrint2ですよ、すいませんね。
30日の評価版もあったので、試してみました。上のリンクでちょっと下の方にあるDownload 30days trialをクリックして、適当にアンケート見たいなものに答えてDownloadをクリック。
Sabayon(というかGentooでも)なのでTGZでDownloadし、左の方にあるManualをクリックしてそこからPDF形式のManualをDownloadしました。
マニュアルに書いてあるとおりで
tar xvfz turboprint-2.12-2.i586.tgz
cd turboprint-2.12-2
./setup

で、セットアップ開始。適当に答えて言ってRegistrationはサクッと無視して進みました。
すると、Gnomeのパネルで[システム]-[システム管理]の中に「TurboPrint Control」と「TurboPrint Monitor」が追加されます。
早速「TurboPrint Control」を起動しましょう。



こんなかんじ。
#既に設定済みです。アドレスは無視して^^
んで[Add]をクリックすると新しくプリンターを設定できます。
マシンに直接USBで接続している場合は「standard printer」でデバイスを選んで(つないでないので不明)下の「Continue」をクリックして次に進み、プリンターを選べばOKだと思います。
問題はLANでつながっているときです。

さっき記載しましたが、結局Canonの比較的新しいネットワーク対応のプリンターはBJNPというプロトコルが必要ですが、このTurboPrint2は初めから使えます。
どうやってインストールするかというと、
「other printer」を選択して、connectionは「other(CUPS URI)」を選択しましょう。


んで、URIに
bjnp://192.168.xx.xx:8611/
#192.168.xx.xxはそれぞれのMP980に設定したIPアドレスですよ、念のため
#まあようするにBJNPはTCP/UDPの8611Portを使用しているようです。
と入力です。それで「Continue」して、「Canon」の「Canon_PIXMA_MP980」を選択しましょう。それでContinueでOKです。

Control CenterのTool Boxからテストページを印刷してみましょう。ちょっと印刷速度は遅いですが、大丈夫なようです。他にもいろいろ印刷して見ましょう。
Dirverがいまいちなのか、Photoでしか印刷できないようですが、まあ家族が適当に印刷するくらいなので我慢です。
むしろおかしいのはCanonではないかと。基本的にサポートしないんですかね?
TurboPrint2は29ユーロほど(4000円くらい)ですが、これを最初からつけてMP990など販売してください。お願いしますよ。

では

2009年12月12日土曜日

日本語 にほんご ニホンゴ (wineの日本語)

wineを無事にダウングレードできましたが、このままでは



と、こんな感じでまったく日本語が表示されません。
#これはDVD Fabのインストーラです、念のため。
wineの日本語フォントを設定しなければならないようです。
ちなみに前回のインストール後に問題なく日本語表示できるかもしれません。Sabayonにインストール済みのフォントによってはwineで認識して設定してくれるみたいでした。
ただ、いろいろとうまく表示出来ないところもあったので今回の方法もあることを紹介します。

wineは結局のところ~/.wine/以下にWindowsと同様にCドライブやregistryが存在し、それらを設定することで、いろいろと変更が可能ですが、いかんせん面倒です。
それらを便利に設定したり、切り換えたりできるものとしては、PlayOnLinuxq4wineWine-Doorsなどなど。

いろいろあるようですが、そこまでwineに依存してしまっては、「何のためのlinuxなの?」と思いますので、一番シンプルで使いやすいと思うwinetricksを使ってみます。
リンクをたどるとインストール方法などがありますが、簡単には
terminalを開いて
wget http://www.kegel.com/wine/winetricks
ただのBashスクリプトなのですが、実行権限がないので、
chmod 755 ./winetricks
として実行権限を与えましょう。
おもむろに
./winetricks
と入力してみましょう。

こんな感じになりましたか?
ここからいろいろとWindowsのDLLをインストールしたり、registryを変更したりできます。
日本語で大切なのはfontsmooth-rgbとwenquanyiでしょうか。
wenquanyiでCJKフォントがインストールされます。
fontsmooth-rgbでwineでのフォントが綺麗に表示されるようになります。
これをチェックしてOKを押せば、レジストリの変更とフォントのダウンロードとインストールができます。
#これは使用するユーザーごとの設定になります。フォントはユーザーごとの.wineへインストールされます。またWindowsアプリケーションごとの設定で変更したい場合はPlayOnLinuxなどがいいと思います。
winecfgなどで確認してみましょう。


左から、何もインストールしていない状態、フォントだけインストール、fontsmoothを適応したところです。


こんな感じで、インストールもきちんと日本語が表示されます。
とりあえず今回はここまで。Picasa3はもうちょっとハマります。

2009年12月10日木曜日

日本語 にほんご ニホンゴ (wineでハマる)

ごめんなさい。忙しくて更新してませんでした。
#というか、下書きの段階で放置したままになっていたものです。
#追記しながら、書き直しました。

家族に使わせるデスクトップ環境としていろいろと設定していますが、如何せんLinuxではいくつか足らないものもあります。
今までWindowsを使っていたことを考えると、やっぱり困るのが、家族の写真の管理とDVDのリッピングでしょうか?
それで思いつくのは、PicasaとK9Copyかなと思いますが、K9Copyは使ったことがないですが日本語化されていないと。
自分が使うならいいですがそれではちょっと困ります。
またPicasaも3になってかなり使いやすいようですが、どうもこっちもLinux版は日本語になっていないようです。
どうするかと悩んでいると結局Picasaはwineで動いているんだったと、思いだし
「だったら全部wineでいいか」
とwineを設定してみました。
#「だったらWindowsでいいか」とは言わない。

んで、ハマりました。
sabayonではwineのパッケージとして1.1.32が入っています。
これをインストール(というか、最初から入ってます。)して、wineを使用するユーザーのterminalで
winecfg
とやると、.wineというディレクトリーが作成され、初期設定がその中にstoreされます。
その後、winecfgのウィンドウが開きますが、


なんじゃこりゃ。
まったく文字が表示されません。日本語のフォントの問題だとは思いますが、ここまでひどいのは始めて見ました。
まあ、どうせあとで設定すればいいかと思い、Picasa3のWindows版をダウンロード。
terminalから
wine picasa3-setup.exe
とやってみますが、フリーズ。いろいろフォントを設定したりなどしましたが、まったくダメ。
最初からwineに導入されているものとして、regeditやnotepadは起動しますが、InernetExplorerは起動せず、errorを吐いて落ちます。
プロセスを確認したり、topなどでメモリーなどの使用量を見てみたりすると、Picasa3をセットアップするときにUpdaterが起動するようですが、これがフリーズしているみたいでした。
それならばと別なWindowsマシンにPicasa3をインストールして、フォルダーをまるごとコピーしてみると、起動はしますが、同様にUpdateを確認するプロセスがフリーズしてしまい、Picasa終了後もwinserverと一緒にリソースを食いつぶしています。

ではと別なGentooマシンでwineをemergeしてみると、どうやらStableなのは1.1.12のようです。
# 追記2009.12.10します。gentooでは1.1.29に上がっています。ところがこれでもPicasa3は同様にフリーズします。大丈夫なのはここの記載の1.1.12ですので、それでやってます。

Gentooマシンにwine 1.1.12を導入してpicasa3-setup.exeを使ってみると、問題なくインストールされます。(フォントはおかしいけど)Updaterなどのフリーズもありません。
問題はwineのバージョンに依存しているようでした。

そんなわけで解決方法としては、
  • 他のマシンでインストールしてフォルダーごとコピー。Updateはしないように設定する。
  • wineのバージョンを変える
のどちらかです。
どっちを選ぶかは当然使う側の好みだと思いますが、Updateがきちんとできる、他のアプリケーションにも問題が起こりにくい、フォントの導入しやすさなどから、今回はwineをGentooでstableなversionまでダウングレードすることにしました。

ではまずはsulfurでwineをアンインストールしましょう。
sulfurを起動し、[Applications]-[Installed]をクリック。
右上にwineと入力して検索すると、



 こんなかんじ。 左側の□をクリックすると、[Remove][Purge]と表示されるので[Remove]を選択。
#RemoveとPurgeの違いがよくわかりません。Removeは消してしまうので、Purgeは消さないけど使えなくしてしまうorインストールされてないことにしてしまう?解る人教えて。
後は[Installation]以下にょろにょろで消してしまいます。
それとwineの設定(winereg)なんかも消してしまいましょう。~/.wine/をrm -rfしてしまいます。

sulfurはこれで一旦終了。
次はwine-1.1.12のemergeです。
terminalでsuして、emerge --syncんでもって、
emerge -av =app-emulation/wine-1.1.12
です。
#ちなみに特定のバージョンをインストールしたいときは、=を付けます。って知ってるか。
これでwine-1.1.12がインストールされました。
んで忘れずに
equo database gentoosync
です。これでwine-1.1.12がインストールされていることがentropyにも伝えられます。

んで、このままでwineはおkですが、なにかというと
「wine、新しいのいかがですか?おいしいですよ」
とUpdateが促されるので、maskしてしまいましょう。
gentooは/etc/portage/のなかのpackage.maskに記載です。
>app-emulation/wine-1.1.12
の1行を最後でもどこでもいいので、追加しましょう。
んでEntorpyはどこでmaskするんだろうか?と探してみると、
/etc/entropy/以下にEntropyの設定をいろいろ設定しているファイルがいっぱいです。
とりあえず、今回はmaskだけなので、/etc/entropy/package/package.maskの中に
>app-emulation/wine-1.1.12
を記載しましょう。まったくいっしょです。これで一々
「いやまだビールでいいです。」
などと断る必要がなくなります。
とりあえず、こんなところでしょうか。これはでもwineが今後updateされたときにupdate出来なくなりますので、Versionが上がって問題ないようでしたら、ここで記載します。
#追記2009.12.10 現在もう一度書きますが、1.1.29-1.1.32までは試しましたが、ダメでした。大丈夫なのがあるようなら教えてください。

とりあえずここまで。次はwineの日本語設定になります。

2009年11月8日日曜日

日本語 にほんご ニホンゴ(iBus-Anthyでいこう)

やっと日本語入力の設定です。
昔からの*nixな入力としては、canna、SKK、Wnnとかありますが、まあ最近ではほとんどAnthyでおkでしょう。
IMフレームワークはこれもいろいろ。Kinput2なんてものから、uim、SCIMなどとあります。
私が通常使っているGentooマシンはuim-anthyなんで、面倒なのでそのままでいいかと思いましたが、Sabayonのパッケージにはuimはありません。
どうもdefaultがSCIMなようですが、Fedoraとかなんかは、最近ではiBusっていうのになっていると。
そんなわけで、SulfurのAvailableで検索して見ると、iBus発見、Anthyもありましたので早速インストール。
ここでSulfurの「Progress」を注意してみていると、
インストール後に設定方法などが出てきます。
#Gentooつかっていると、結構常識かも知れないですがelogですね。Sabayonもベースのパッケージは同一なようで、同じメッセージが表示されるようです。
iBusからこんなメッセージが、
* To use ibus, you should:
* 1. Get input engines from sunrise overlay.
* Run "emerge -s ibus-" in your favorite terminal
* for a list of packages we already have.
*
* 2. Setup ibus:
*
* $ ibus-setup
*
* 3. Set the following in your user startup scripts
* such as .xinitrc, .xsession or .xprofile:
*
* export XMODIFIERS="@im=ibus"
* export GTK_IM_MODULE="ibus"
* export QT_IM_MODULE="xim"
* ibus-daemon -d -x
が出てきます。
ちなみに見落としてしまったりした場合は、
/var/lib/entropy/logs/
以下に個別のパッケージ名で残っています。

まあ要するに、
  1. ブリッジを別にインストールせんと使えんよ。
  2. その後設定忘れるな。
  3. そうそう、.xprofileとかにiBus使うって記載しといてね。
ということです。
そうかブリッジいるんだなと言うことで、もう一回Sulfurで検索すると、
まったくない
っていうか、さっきibusで検索したときもなかったよと。
さて、どうするか?


とここでさっきのメッセージをよくみると、
Run "emerge -s ibus-" in your favorite terminal for a list of packages we already have.
と記載されています。
この前、portageとEntropyのまぜこぜでハマったばかりなのに、やらざるを得ないか。

そんなわけで、「アプリケーション」-「アクセサリ」-「端末」を起動して、suしてrootになりましょう。
そんでおもむろに
emerge --syncしてください。
portageのupdateを最初にヤレって言われますが、無視です。
その後に、
emerge -s ibus-
とやると、ずらずらっとインストール可能なブリッジが表示されます。
一番上に app-i18n/ibus-anthy がありましたよ。
てなわけで、
emerge ibus-anthy
でブリッジをインストールしてください。
これでiBusでanthyが使えるようになります。
んで、portageとEntoroyを混ぜるなキケンですが、致し方なしです。
以下のコマンドを忘れずに
equo database gentoosync
Entropyのデータベースにibus-anthyが追加されるようですが、そもそもパッケージがないので、関係ないですが。

ibusの設定はGUIでできますので後回しにして、忘れずにhomeディレクトリィの中の.xprofileに
export XMODIFIERS="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE="ibus"
export QT_IM_MODULE="xim"
ibus-daemon -d -x
を追記しましょう。
他のユーザーを追加したときなんかもすぐに使えるように、/etc/skel/.xprofileにも追加しておくと楽でしょう。
#ちなみにibusをGnomeの「システム」-「設定」-「自動起動するアプリ」でチェックするなら、4行めは不要です。
ここまでできたら一回ログアウトして、再度ログインしましょう。

iBusが起動していれば、GnomeのパネルにiBusのアイコンが追加されてると思います。
次はiBusの設定をしましょう。
「システム」-「設定」で「iBusの設定」が出てきます。

iBusの設定はここで行いますが、まずは日本語入力のOn/Offの設定でしょうか。
Enable/Disableの右にある「...」となっているボタンを押すと

こんな感じで設定できます。初期設定が[Ctrl]+[Space]になっていますが、uim-anthyだった私は[Shift]+[Space]になれているので、変更します。
Modifierの中の「Shift」をチェックし、KeyCodeの右側にある「...」のボタンをクリック。
割り当てたいキーを一回押して離せば、設定されます。
その後、追加で設定できました。

次にAnthyを使うように設定しましょう。
Imput Methodのタブをクリックして、
「Select an input method」をクリックすれば、下に「日本語」と出てきます。
右に進むとインストールした「Anthy」がありますので、これをクリックすると、下の「Input Method」に追加されました。

これでiBus-Anthyで日本語入力できると思います。
どっかで自分の設定したOn/Offのキーを押しましょう。
日本語入力可能になりましたか?

画面の右隅にAnthyのツールバーが表示され、iBusのアイコンがAnthyの冠マークに変わりました。
ちなみにAnthyの設定(ローマ字入力とか、ショートカットとか)はAnthyのツールバーからやってください。
uim-anthyと違って、F10で直接入力となるのが楽でいいですね。

と、ここまでにします。